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鶴の汁

2014/08/31 Sun 23:18

ずっとこのブログを眺めておられる方は、なんとなくご存知でありましょうが、

部長は政宗の料理に出てくる「鶴の汁」というのが気になって仕方ありません。


で、偶然見つけたこの本の中に「鶴の汁」に関する記述がいっぱい出てきました。
RIMG4936.jpg
江戸料理史・考 江原恵著 河出書房新社 1986年出版

この本には、政宗が江戸屋敷で家光を饗応した時のメニューをはじめ、
毛利邸の御成、朝鮮の使者のおもてなし、信長の、家康接待のメニューなどが書かれており、非常に面白いです。
他にも当時の食材の流通とか、茶の湯のメニューとか、内容盛り沢山です。

家光を饗応した時のメニューは、ネットや他の書籍でも見ることが出来ますが、
この時に警備にあたった兵数百人にも饅頭付きのお重が出されていたことなども書かれています。
どんだけ金持ちよ、伊達政宗!!

他にも政宗が台所に立ってあれこれ指示したり、今までの形式的な「食べない料理」をなくしたりと、政宗の特異性もよく描かれています。
史実とちょいと違った記述もありますが、まあ、料理に焦点をおいた本なのでそこはご愛嬌。
政宗好きにもお勧め本です。

で、鶴の汁です。

家光に対して政宗はメニューの中に「鶴の汁」を盛り込んでいます。
当時でも「鶴」を食べられるのはごく限られた身分であったようです。

つまりは特別メニュー、ってことです。

他の鳥と見分けをつけるために、「鶴の筋」を添えていたこともあったとか。


鶴のレシピ

肉部分は汁物
・せんば・・・煎酒(いりざけ)と塩などで炒煮(いりに)にしたもの
・さかびて・・・酒にだしと塩を加えて煮立て,それに刺身を浸しておくもの
・その他色々
ももげわた(内蔵)は吸い物
骨・・・薬に使用

また、和物、煮物、卵も食用に。

鶴汁作り方(意訳)
 だしに鶴の骨を入れる。
 さしみそにて仕立てる。指し加減は大事!
 つまはその時時で自由に、きのこはどんだけ入れてもいいよ。
 いかなる時も筋を添えよ!
 すいくちにわさび、柚子。
 始めっから味噌で煮てもよし、すましもよし!

部長的には骨ガラと塩だけの白湯スープで具は鶴肉オンリー、みつばを乗っけて食べたいです。



鶴の薬効
肉、骨、血、内蔵、卵、すべて効能があるとされ、
血液改善、虚弱体質の滋養強壮、解毒、外傷、痔に効くとされていたようです。

また、頼朝の時代から鶴は贈答品としても利用され、徳川将軍より鶴を拝領できたのは徳川御三家、そのご隠居、嫡子および加賀、薩摩、仙台藩の当主だけ。
水戸黄門も鶴食ってたな、これは・・・。

えぞの松前藩は、アイヌから格安で鶴を仕入れ、高額で本土に売って利益を上げていたという話もあります。
鶴とは話がそれますが、アザラシやラッコなんかも出荷してたようです。
更にそれますが、幕末に鶴は庶民の食べ物となり、乱獲され絶滅寸前になってしまいました。明治20年に鶴猟の禁止令が出されます。

丹頂鶴よりはマナヅル、ナベツルが美味しいとされ、保存用に塩漬けにしていた。
食用に飼っていたとも。
宮中では正月に「鶴包丁」という儀式があった。

鶴は庶民には手がでないので、江戸時代には豆腐で作った「つるもどき」があった。
雁に似せた「がんもどき」と、同種類と想像できるが、今はツルモドキ、なくなっちゃいました。惜しい!


そんなこんなな、鶴汁です。

「伊達家の風景」に、多分、家光の饗応メニューが再現されて、写真があったはずです。
鶴は多分他の肉で再現したと思われます(本がちがったらすいませ~ん!)






そもそも美味いんでしょうか。

鶴の汁


鶴の恩返し。
こんな話じゃあないですよね?
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政宗の歴史

本を読みました

2014/08/25 Mon 12:54

最近読んだ本を紹介


「本能寺の変431年目の真実」明智憲三郎著 文芸社文庫
RIMG4771.jpg


話題になった時から気になっていたのですが、
図書館で借りればいいやと思い、予約をしたら長蛇の列で、
待つこと半年、忘れた頃に順番が回ってまいりました。

さてさて。
この本は今までの定説を覆す新説と言うふれこみです。

実は本能寺の変の定説をあまり知らないし、
信長の話もなんとなく知っているがちゃんと見たことがないので、研究本としてはこれが初めて読む本です。


感想は、
超面白い小説、です。


真実はこの本の通りであったとしても構いません。
手紙や資料など推測すると、事実がたくさん含まれているのでしょう。



一番気になったのが、本の冒頭で今までの定説を否定するにあたり、
「思い込みの前提条件から答えを先に作って、それに合いそうな証拠を探すというのは本末転倒」
と書いてあり、なるほど、そうだよねえ、と、痛く感心していたのですが、
この後の本筋の展開は、すでに答えありきでどんどんそれに合う資料の紹介と推理が広がっていきます。

あれ?答えありきじゃん。

と、突っ込んでしまいました。

しかも、「信長」は、こういう人物だった、
「光秀」はああいう人物だった、
から、「定説で言われるようなことはするはずがない」

と、バッサリ切り落として、キャラが立っているのは結構だがキャラにそって話が進むのは漫画の世界だよう、と思いました。


しかしながら、歴史を調べるときに大事な考え方をとてもわかりやすく語っており、実に勉強になります。

事実を突き止めようとする主人公(著者)の熱い物語としてかなり面白いです。
ダビンチコードみたいなもんでしょか。

見たことないけど。






「謎解き 東北の関ヶ原」上杉景勝と伊達政宗 渡邊大門著 光文社新書
RIMG4772.jpg

こっちはタイトルにほだされて買ってみました。
が、政宗はほぼ触れられていません。

景勝と兼続の話で、「直江状」「小山評定」はあったのか
という話です。
この本は、いろんな研究から、こんな話もあるよ、あんな話もあるから、実際はどうなんだろう。
的に展開していき、先に紹介した、著者の熱い持論がありません。
いえ、結論は出しているんですが、あの本能寺の熱い語りを見てしまうと薄く感じてしまうのです。

ただ、現時点での上杉景勝歴史研究を把握するにはお手軽でわかりやすいと思います。






「女子のためのお江戸案内」堀江宏樹 廣済堂出版
RIMG4770.jpg

こちらは柔らか歴史雑学本です。語り口を現代に置き換えたわかりやすい江戸の女性の生活事情です。
さらに面白いのは、著者です。

ぜひ、この著者、堀江さんの語りっぷりを堪能ください。
この動画お勧めです!





部長的には、例え誰かに叩かれようが、熱い持論を破綻なく展開する話のほうが面白いです。
歴史の醍醐味は妄想です。

妄想するには現存する資料が必須なわけです。

これからも部長の妄想歴史話があると思います。


信じるか信じないかはあなた次第!
これ実に便利な言葉ですね。
未分類
先日酒田市で行われた甲冑教室の様子が
新聞記事に掲載されました。

荘内日報、山形新聞
kap-109.jpg
全文は【ここ】をクリック

甲冑教室は12月、2月にそれぞれ3日間、講師であります私が指導にあたりますが、その間も、生徒さん同士で集まり、定期的に開催予定です。

参加希望者の方は、下記のリンク先より詳細をご確認の上、松山総合支所地域振興課・電話0234-62-2611までお問合わせくださいませ。
http://shigebu.minibird.jp/news.html#kyousitu

イベント

「伊達物語」への道2

2014/08/23 Sat 13:24

見てきました、一人で人形を操る乙女文楽!

乙女文楽1

乙女文楽2

なるほど、ほぼ等身大の人形の頭を自分の頭と紐でジョイントし、
手は自前、人形の足は自分の膝で動かします。

要は、自分の動きと連動している、エヴァンゲリオンなわけです。
いや、エヴァ見たことないですが。


人形の表情も変わりません。



本当の人形浄瑠璃は手も木で出来ており、関節も動く。
顔も動き、数人がかりで一体の人形を動かす超絶技術が必要ですが、
一人で動かすこのタイプなら、素人芸でもなんとかなる気がします(本当か!?)。

芸をなめるなと言われるでしょうが、まずはやれると思わないと何も出来ないので、やれるということにしましょう。

夏休み子供向けの乙女文楽のワークショップをやっているんですが、来年もあったら無理やり申し込んでみようかな。
現代人形センター
http://www.puppet.or.jp/puppetArchives/entryarchive/7.html
アート

「伊達物語」への道

2014/08/17 Sun 03:47

人形が好きです。

前からダークな世界観を持ったパペットに興味があって、
ヨーロッパに行った時にはアンティークのパペット人形が欲しくて、
しかしとんでもないお値段で断念し、
ならば自分で作ったらどうよ!

と思って始めたのが人形作家への第一歩でした。

部長の制作する人形の世界はこちら、
「たかせひとみ人形博物館」へ!
http://takasehitomi.edition.jp/index.html

作った人形はどれも動きません。一瞬を凍結しています。

そうだ!パペットどうした!
と、人形を作り始めて10年以上経って気が付きました。


もはやヨーロッパ以上にすっかり伊達家にはまっていたので
成実や政宗のパペットというか、文楽人形を作ってみたくて途中まで作って、今現在もすっかり放置中のものがこれ。
54_n.jpg
動かしたらさぞかし綺麗だようなあ、と、思いながらも、絶賛放置中なのです。



そして、さっきなんとなく見てしまった、この動画


素晴らしいのヒトコトです!
原曲は東方。
現代のオタク文化と伝統芸能のコラボです。
動画の最後の獅子舞のすばらしいことすばらしいこと!

言葉が貧弱すぎてすみません。


かつてはMMDで3Dモデルを作り遊んでいましたが、最終的にはアナログで踊らせたいのです。

実は今はすでに、形は違えど、現実となっているのです。

衣装を作るために、型紙を起こし、針と糸で縫っていく。
それを人が着て、オーダー主たちはそれぞれにパフォーマンスをしているのですから。

部長はやりたいことがいっぱいあります。
まず、伊達家に関する歴史の何かしらを創りあげたい。
それは本なのか、イラストなのか、語りなのか、形はしれず。

いろんな衣装を制作したい。

戦国時代の生活空間を人形サイズで再現したい。

小さな人形に衣装を着せて命を吹き込んでみたい。

これらを統合すると、自ら制作する「伊達物語」を綴り、自作の人形で語らせれば
おそらく部長のやりたいことが、完結する気がします。

これはえらいこっちゃ!
アート
しげ部の今やっているお仕事を紹介します。
甲冑キットの販売の他、いろんな制作物のオーダーを受けております。



来週の上越市の謙信公祭に出演されるというお客様の依頼で、急遽采配を制作!
采配制作

合戦に使うので、用途に合わせて、丈夫な和紙で制作します。

本物も和紙、そして革やヤクの毛などで作られているようです。


そして少しずつ作業を進めている装束一式。
行縢はもちろん本物の鹿の毛です。
行縢制作
今はだいぶ完成に近づきました!


おなじみ、裁付袴へのリフォーム。
裁付袴リフォーム
馬乗り袴からのリフォームが可能です。行灯袴は布が足りないのでリフォームできません。


東北ずん子ちゃんの衣装製作。
東北ずん子ちゃん衣装製作
ちなみに男性用です。お辞儀するとパンツが見えるからと、注意書きを添えました。
イベントで着てくれるかなあ。


コスプレ用甲冑の型紙制作。
甲冑型紙制作
型紙と作り方のみ、お渡しして、制作はお客さんご自身です。
途中経過の写真を見せていただいたのですが、たいそう素晴らしい出来でした!!
注目されることまちがいなし!
部長も着たいと思ってしまった・・・。


毛沓。
毛沓制作
底は、バリバリ現代のスポーツシューズ用の靴底です。
時代風の革底では滑るからというご指摘がありました。なるほど!と思いました。
正にオーダー向きですね。


インターネットTVにもでます。
RIMG4415.jpg
放送はこちら。「だて部」会です。
いや~、何言ってんだ感が満載ですね。でも最後まで見ると言い切った感があります。良かったら諦めずに最後まで見てね~!



そして、北海道でアイヌになったり、
RIMG4569.jpg

山形で武将になったり
RIMG4665.jpg


あと、誕生日に着るという子供用の直垂と籠手もご依頼いただいております。作らなきゃ!


そして甲冑教室の講師もしております。
松山甲冑教室6


そしてそして、人形制作もしています。
20140421153705e55.jpg
20140608214806947.jpg



そんなこんなです。


良いお年を。

といいそうになるくらい、きっとあっという間に今年も終わります。
良いお年を!
仕事

菊綴

2014/08/15 Fri 01:53

さて。

ブログではあまり紹介しませんが、部長はちゃんと働いています。

現在製作中なのは直垂につける菊綴と呼ばれる、円形状のふさふさです。
菊綴1
こんな束を作って、


菊綴2
こんな風に仕上げます。


これを直垂の縫い目など22箇所に取り付けるのです。
最初、テストで作ったときは、作り方もわからず見よう見まねでコツも掴めずオマケにイマイチな出来上がりで
コレ、22個も作るの!?
と、軽く絶望しましたが、いざ本番になると楽しい、早い、で、あっという間に完成です。


人はなんでも作れるのです。

作れないと思い込んではいけませんよ!

あとね、作れないこと自慢もダメですよ!
日常会話的によく言っちゃうんですけどね・・・。




ちょこっと告知
だて部第二回やります!
一瞬ブログに情報を上げたので見た方もいると思いますが、
内容の詳細がちょこっと変わるかもしれないので一旦下げました。
が、日にちとかゲストは変わりませんので、また告知します!
仕事
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