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前回の続きです。


徒歩で20分くらい、と思っていたけれど、
もっと歩いた気もします。

そして暑い・・・。


北海道なんだから寒いかもネ!
そうふんだ部長はわざわざ上着まで用意したというのに、

暑い・・・。
蒸し暑い・・・。


まさかのしたたる汗です。
福島ほどではないにせよ、そうとう蒸し暑く、地元の高校生も
「なんで今日こんなに暑い??」と、怒ってました。

ごめんなさい。
何故か謝ってみる部長です。


途中でバスに追い越され、バスという乗り物がこの地上にあった事を失念していた自分に気が付きました。

さようなら、バス。
ぜったい次は2時間後だね・・・。


歩いて到着しました。

伊達市開拓記念館です。
RIMG6574.jpg

と、思ったらびっくりドンキーでした。

・・・紛らわしい建物建てるんじゃない!


その脇にある心地良い緑を通って
開拓記念館2

開拓記念館

こちらが本当の伊達市開拓記念館です。

建物自体はそう大きくはないです。
だがしかし。

そんな大小は無関係です。
箱が大きくても見たいものがなければ存在しないも同じ事。

目的物がある限り、西へ東へ移動します!
それがしげ部のフロンティアスピリット!部長だって開拓団の血が流れる道産子です!


そして念願の成実の甲冑とご対面です!

撮影は禁止です。


が!
嬉しいことに
亘理伊達家の現ご当主にお会いしてお話をお伺することが出来ました!
噴火湾文化研究所の学芸員でもいらっしゃいます。


撮影の許可をいただきパシャリ。

伊達成実甲冑1


ぶれてます。
畏れ多いのと焦っていたのとでこれ以上無理です。



さて。

この甲冑ですが、あくまでも「伊達成実の甲冑と伝わっている」ということです。


代々そう言われ続けて大切に受け継がれてきたものを「昭和33年博物館に展示した時の状態の甲冑」を、保存しているにすぎないとのお言葉でした。

ご当主ですら、本当に成実や実元が使用していたのかはわからない、というのが実情でした。

伊達成実の資料が少ないのは北海道に移住等で資料が散逸したため、と、
亘理町発行の
「伊達成実」
にも書かれています。


熊の毛で出来た毛虫の前立ても、後には引かぬと言う意味も、もしかしたらどこかで後付けされた逸話かもしれないです。
ムカデの兜にいたっては、出処はドラマ(小説)と思われ・・・
いや、ちゃんとした資料があるのかな??
あったらぜひ教えてください!!



しかしっっ!


展示の甲冑にはたしかにオーラがありました!

具体的にかたれるほど、知識は十分ではありませんが
美しいです。
一見派手な装飾がないのは政宗の甲胄と同じで
同時代の同族の、伊達家の具足として全体のバランスもよく、政宗の甲胄と並べると一層映えるのではないでしょうか。


本物だと、部長は信じます!



本物だと仮定すると、身長は低くはなさそうです。
160センチくらいはあったのではないでしょうか。


ここには2領の成実の甲冑(伝)があるのですが、ひとつは毛虫の乗っかってるもの、
もう一つの甲冑はお腹まわりがぽっこり出っ張っていて、成実の体型に合わせて作ったものだとしたら
晩年は中年太りだったかも、と、おっしゃってました。

うぬ!
確かに甲冑は大将クラスだとオーダーメイドで体型に合わせて作るので、
戦もなくなれば、そうなるのかしらと、微笑ましいです。





隣に展示してあるのが父・伊達実元の甲胄です。
伊達実元甲冑1

こちらも本人のものだという確証はないものの、時代的には合っていて、
成実の甲胄と実元の甲胄では戦いの様式が大きく変化したので、様式もだいぶ違っていると説明していただきました。
成実よりも気持ち小さく見えましたが、展示の状態で肩が埋もれたりしているだけで、あまりサイズに変わりはないそうです。


佩楯と籠手は全て修復中で、展示されていませんでした。


布は残りにくくて、絹などは200年で分解していくそうです。
鉄の本体は当時のものでも、いろんな紐や布部分は修復するたび、変わっていったと思われます。

実元のようにみっちり威してある毛引威(けびきおどし)のほうが、むしろ残りやすいので、当時のままかもしれないそうです。
伊達の甲冑の特徴である素懸威(すがけおどし)は、紐が切れやすい(ゆえに修復も簡単)ので、後から補修した誰かのセンスで、紺色に決めた可能性もあるかもしれないと思ったり。

今回展示がなかった成実のものかも??とされていた香車の陣羽織ですが、
残念ながら、どうやら明治に作られたものだそうです。

陣羽織の写真は、亘理町発行の
「伊達成実」で!

100ページほどの資料ですが、現在わかっていることは全て凝縮してあり、
亘理伊達家もバイブルだとおっしゃってました。

成実バイブル、800円で販売中です!
亘理町絶賛応援中です!!




ところで、毎年8月の上旬の土日にお祭りがあります。
伊達武者祭です。

今年も盛大に行われたそうで、来年は成実の甲冑を再現して騎馬武者として出陣したいなあ、などと野望を燃やすのでありました!
成実の旗指物もあるので、ぜひ再現してくださいと言われたので、作らねば!
と思ったら、おっきいです!!

伊達市の発行している
「噴火湾文化」というフリーペーパーに修復の様子が載っていました。
紺一色です。かっこいいです!

伊達成実の旗

背負えるかしら・・・・。

「噴火湾文化」は、こちらから申し込めます。
PDFファイルでも見ることができます。


9月16日にも伊達神社の例大祭が行われ、
神輿の先導に騎馬武者行列があるそうです。
なかなか渋いお祭りだということで
北海道にお住まいの方、ぜひぜひ行ってみて下さい。


そして、成実の甲胄の真偽を感じてみて下さい。
どうですか??かっこいいことだけは間違い無いです!



甲胄の着用も、一つ面白い話を聞きました。
それはまた改めて!




お忙しい中、色々なお話と案内を、誠にありがとうございました。

成実の甲胄、完成させねば!!






さらに部長の伊達な旅は続きます。

片倉小十郎景綱の甲冑があるとネットで知って
行って来ました、登別市片倉町。

続く




成実